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中国ミシンセンターの日頃のミシンの修理を紹介いたします (^ω^)

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ブラザー ZZ3-B697(プロフィール)

 こんにちは!毎日とても暑いですね。熱中症に気を付けましょう (^○^)

 今回はブラザーZZ3-B697の修理を紹介します。症状は「バックしかしない。(常に返し縫いの状態)」です (^^)
zz3-b697_1.jpg
 紹介するbrother、ZZ3-B697(プロフィール)は1999年式です。ブラザーミシンの電子ミシンの中でも自動糸切りを搭載したとても珍しいミシンです。釜は水平全回転釜でボビンは9.2mm厚を使用します。機能は実用縫い15模様でとてもシンプルなミシンです。縫い目の安定の良く、電子ミシンならではの整備性の良さも魅力です (^_^)

zz3-b697_2.jpg 最初に分解して掃除をします (^○^)







zz3-b697_3.jpg バックしかしない。(常に返し縫いの状態)の原因は画像中心の送り調節器の軸サビつきです。 (o^-^o)






zz3-b697_4.jpgzz3-b697_5.jpg マイナスネジ1本と返し縫いレバー縦リンクのスナップリングを取って、返し縫いレバー横リンクを外します =^-^=






zz3-b697_6.jpgzz3-b697_7.jpg 模様カム群クラッチのバネを外しておきましょう。右の画像で1本、左の画像で2本ですね (=^▽^=)






zz3-b697_8.jpgzz3-b697_9.jpg テンションローラ(タイミングベルトのアイドラ)はミシンの後ろ8mmのボルトで固定されています。タイミングベルトを十分に緩めた状態でタイミングベルトを下軸ギアから外します (^▽^)/





zz3-b697_11.jpgzz3-b697_10.jpg 送り調節器のバネを取り外します。画像左の中心、四角穴の右上に付いているバネです (^^)

 送り調節器軸(ミシン本体側)の受け板をT20のトルクスネジ1本外します。



 
zz3-b697_12.jpgzz3-b697_13.jpg 最後に送り調節器と送り調節器リンクのスナップリングを外しましょう。







zz3-b697_14.jpgzz3-b697_15.jpg 送り調節台から送り調節軸を抜き取ります。今回の様にサビている時は卓上バイスの挟んで、軸にロールピンポンチ当ててハンマで叩き出しましょう。
 軸のサビは紙ヤスリ1000番で磨きました。相手側の送り調節器台も磨いておきましょう。
 磨いた後はミシン油を注して回転がスムーズか確認してみましょう。
 少し余分に削ると再発予防になりますよ (o^∇^o)ノ


zz3-b697_16.jpgzz3-b697_17.jpg 組み立ての時のタイミングベルトの調節は下軸ギア六角ネジ2本を緩めます。タイミングは直線左基線(左に寄った直線)を模様選択して、プーリ(はずみ車)を手前に回し、針が上がる時に釜の剣先が針穴上1mmに合わせましょう (^_^)




zz3-b697_18.jpgzz3-b697_7.jpg 右の画像は修理後、左の画像は修理前です。
 送り調節器リンクを画像中心で確認できます。修理前は送り調節器リンクが前に飛び出ていますね。これが返し縫いから戻らない状態です。
 送り調節リンクはダブルナットで長さを固定しています。ここの長さで返し縫い、ボタンホールの左右のバランスを取っています。ほんのわずかな長さの違いで模様、ボタンホールが乱れてしまいます。今回の修理はここのダブルナットを取らない方法で紹介しました (^○^)

zz3-b697_19.jpgzz3-b697_20.jpg
 試縫いをして完成です。返し縫いも縫い目もばっちりです。久しぶりに扱ったのですがブラザープロフィールは本当に良いミシンですね!
 では、また (^▽^)/



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  1. 2012/07/21(土) 10:07:04|
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ブラザー ZZ3-B493(ピュレット30)

 こんにちは!次第に日暮れも早くなって、いよいよ秋本番の季節になってきましたね (>ω<)

 今回はブラザーミシンZZ3-B493の修理を紹介します。症状は「返し縫いができない、直線しか縫えない、糸立棒が折れている。」です。
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 今回整備するブラザーZZ3-B493(ピュレット30)は1991年式です。フットコントローラで動かす電動ミシンで模様の数は少なくてとてもシンプルなミシンです。釜は反回転垂直釜で糸調子は安定しにくいですが、昔ながらの味のある縫い目で縫うことができます。
 左の画像のように「直線真中基線」を模様選択しているのに針棒が右に寄っています。油切れが原因で模様を正しく選択できなくなっているのが分かりますね ('▽'*)






zz3-b493_3.jpg 分解して掃除をします。ミシン油は時間が経つと劣化してベトベトになって動きが悪くなります。「返し縫いができない」「模様選択ができない」の症状は油を注すことでほとんど治りますよ (^○^)






zz3-b493_4.jpg 「模様選択ができない。」から見ていきます (^▽^)/
 電子ミシンの模様選択は左の画像のようにカム(画像中央の白い部品)が模様の数だけ並んでいて模様選択ダイヤルを動かすと、模様選択の爪がスライドするようになっています。ここのレールの油が切れると模様選択ができなくなります。ミシン油を注して模様選択ダイヤルを何回か回すと症状が治りました。




zz3-b493_5.jpgzz3-b493_6.jpg 次は「返し縫いができない。」の症状を見ていきます。左の画像はミシンを上から見た物です。「送り調節器」の軸の癒着ですね!ここに油を注して治しました!
 送りタイミングカムがミシンの上部にある機種は二又ロッドの中間に「送り調節器」があります。タイミングベルトを使っていない機種はここを確認してみましょう (・ω・)




zz3-b493_7.jpg 自動糸通器が動かなくなっているのを発見しました!これもミシン油を軸に注して修理完了です (^∇^)







zz3-b493_8.jpgzz3-b493_9.jpg 最後に糸縦棒の修理を紹介します。20年前のミシンなので部品がありません!
 折れた糸縦棒をニッパーで切り取りました (^-^)






zz3-b493_11.jpgzz3-b493_12.jpg 左の画像は代用のシンガー、モナミシリーズの糸縦棒です。この糸縦棒はとても柔軟性がある上に太いので加工にはとても優れています。お勧めです ^◇^
 ドリルで穴を開けてネジ穴を作ります (^_^)





zz3-b493_10.jpgzz3-b493_13.jpgzz3-b493_14.jpg
 糸縦棒の土台に、糸縦棒の大きさの穴と反対側にネジ穴を開けます。注意点は、糸縦棒の接着面はとても狭いのでネジを締めつけると斜めになってしまうことです。糸縦棒の接着面はヤスリなどを使って水平に削りましょう!
 右の画像は新旧の部品を比べたものです (^○^)

zz3-b493_15.jpgzz3-b493_16.jpg 押えホルダーの取付部に亀裂がありますね!割れてしまうと斜めになってしまって針が当たることがありますので交換します。ネジの緩みから亀裂に至ったのが分かります。
 押えを下げるたびに力が加わる所なのでネジはしっかり締めましょう (^▽^)/




zz3-b493_17.jpgzz3-b493_18.jpg
 試縫いをして完成です!とてもキレイな縫い目ですね!模様縫いもできるようになりました!
 あまり使われていない方も多いと思いますが、模様縫いはけっこうおもしろいですよ!最近はパッチワークを部分的にミシンの模様縫いを入れている作品もあったりします。私も小物を作る時には部分的に模様縫いを使っています。生地と違った色糸を使うとアクセントになってけっこうかっこいいですよ!チャレンジしてみてくださいね!
 では、また ヽ(=´▽`=)ノ


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  1. 2011/11/03(木) 12:47:16|
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ブラザー ZZ3-B751(コンパルDX)

 こんにちは!鳥取市は今日も晴れています。ミシンの修理も夏休みに入ってからますます増えてきていて、暑い中で修理を頑張っています。本当にありがたいことです。お客様に感謝です∩(´∀`)∩

 およそ35年目のブラザーミシンが修理に入りました。症状は「縫っている時のスピードが安定しない。」です。
DVC40.jpg
 ミシンの速度調整が、低速、中速、高速、の三段階で、今回のミシンは特に中速の調子が悪く、速くなったり遅くなったりしますo(´^`)o

DVC41.jpg もちろん部品の供給は終わっていますので中古部品で対応します。気を付けないといけないのは、ここの修理ができても他が故障したときに対応できるかどうかです。
 自慢させて下さい!中国ミシンセンターには150台~200台の部品取りミシンがあります。ちなみにこのブラザーのコンパルシリーズは5台あるので安心です。ミシンの修理では部品の交換が必要な場所もありますので、特に古いミシンは修理の後のトラブルに対応できるかどうか確認する事をお勧めします。
 
 そういう事でこのスピードコントローラをごっそり交換します。

DVC42.jpg ミシンのカバーを分解します。この機種は、ネジさえ外せば簡単に分解できます。まずは掃除をして、古いグリスを拭き取ります。
 返し縫いのレバーを拭いていると、返し縫いから前進に戻らないことに気が付きました。「前進せずに、返し縫いしかしない。」という症状ですね。この事に関してはまた後で説明します。




DVC43.jpgDVc44.jpg ミシンを底から見た写真です。電源基盤が確認できます。右の写真は、左の写真の一番左上の拡大です。
 モーターの上の3つ並んでいる丸くて白い部品が、低速、中速、高速の調整ネジです。ここの接触不良で速度が安定しないものだと今回は判断しました。この調節ネジは回すとすぐに折れて落ちてしまうのと、分解がほぼ不可能なので中古の電源基盤に交換します。


DVC46.jpg 電源基盤assyを取り外したところです。キレイに分解するためにはかなり細かい分解が必要になりますので、分解する前に写真を撮っておいた方が捗ります。






DVC47.jpgDVC48.jpgDVC49.jpg
 次に「前進せずに、返し縫いしかしない。」の症状を見ていきましょう。真中の写真の四角い鉄が前後に動きます。バネの力で返し縫いから前進の位置に戻る仕組みになっています。四角い鉄の根元とモーター側の軸受に油を差して、この四角い鉄を指でグリグリすると治ります。

DVC51.jpgDVC52.jpgDVC53.jpg
 最後に釜のタイミング調整をします。針の後ろをギリギリに釜の剣先が通るように調整します。真ん中の写真は釜を固定しているネジを映してみました。釜を固定するネジは3か所あって全部緩めてしまうのではなくて、1ヶ所だけ軽く締めておくと細かい調整がとてもしやすくなります。針と釜の剣先の隙間は0.02ミリ~0.1ミリの間で調節します。レジロン糸やニットの生地での目飛び防止にかなり効きます。
 釜のタイミングは前後の調整と、釜の回転のタイミングがあります。回転のタイミングはこのミシンの場、ジグザグで針が左にきた状態で、釜の剣先が針の穴の1ミリ上を通過する様に調節します。これは針の落ちる位置で釜の剣先が通過する位置が違うからです。針が右に寄れば、釜の剣先は左の時よりも2ミリ~2.5ミリ針の上を通過します。

DVC54.jpgDVC55.jpg
 調整がキッチリできた所で、組み立てて完成ですv(*'-^*)b
 音も静かになって速度も安定しています。ブラザーさんの垂直全回転釜の縫い目はいつ見ても美しくて感動します。古くてもやっぱりいい物はいいですね!




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  1. 2011/08/03(水) 17:26:28|
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ブラザー ZZ3-B765(コンパルエース)

 こんにちは!もうすぐでお祭りの時期が来ますね!今年こそ花火大会に行くぞー o(^o^)o ワクワク
 気持ちが盛り上がりますよね!倒れないように水分補給をしっかりしましょう!
 
 ブラザーのミシンの修理が入りました。症状は「模様選択ができない。」です。個人的にものすごくこのミシン好きです。
DVC18.jpg
 このミシンはおおよそ1980年から製造されたミシンになります。あまり使わないのに、手入れだけされる方は少ないでしょう。しかしミシンの油は最初はサラサラでも経年劣化でベトベトの油に変わってしまいます。何も縫わなくてもせめて一年に一回は動かしてあげたほうがいいですね。

DVC19.jpg 今回の場合も油切れが一番の原因です。写真の通り、右側の模様選択ボタンを押しても全く模様が変わりません。
 電子ミシンのメリットは掃除をして、油さえしっかり注せば故障率がとても低いことです。しかし、メンテナンスを怠るとミシンの機種によってはとても大変です。




DVC20.jpgDVC21.jpg まずは分解、掃除をします。掃除を丁寧にすると愛着が湧いて、より丁寧に作業ができます。

 左の画像は自動糸通し器です。ここの動きである程度どの位の期間、油を注してないかわかります。バネの力で元に戻るのですが、ジワッーと元の位置に戻るので油が相当古い事が考えられます。


DVC22.jpgDVC23.jpg ミシンをプーリ側から見てみると、縫い目の長さ調節の軸が隙間から確認することができます。このミシンで多く見られる症状は、針の振り幅、縫い目の長さのダイヤルが硬くなることです。
 油を差す時は、細いドライバーにつたわせて軸に直接着くようにしましょう。この時代のブラザーミシンは「自動模様選択」は模様を切り替えるときに連動して、針の振り幅、縫い目の長さのダイヤルが動きますので、今回の症状の原因の一つになります。
 電子ミシンのそれぞれの模様は、カムを使っています。丸くて薄っぺらいカムを並べて、針に左右の動きを伝えています。カム周りの油切れも模様が出なくなったりする原因です。スプレー式の潤滑油で全体的に湿らして一日置いて様子を見てみて、改善されればミシン油でもう一度油を差してあげればほとんどの場合が治ります。注意点は電子基板に油が付かないようにすることと、最初にカバー類を取り外しておいて垂れた油を拭き取ることです。

DVC24.jpg 左の写真は針棒、天秤など軸です。小さい丸い穴が画像では3か所確認できます。ここの部分はミシンの頭のカバーを開くと簡単に油を差すことができます。
 日ごろのメンテナンスで油を差してみましょう。
 
 一部分一滴で十分です。



DVC25.jpgDVC26.jpgDVC28.jpg 
 最後に糸調子ダイヤルの調整をします。真中の画像のダイヤルの右に黒いバネが見えますね!バネが弱ると糸調子の数字を上げなくてはいけませんので、7とか8で縫えてしまうと説明書の数字と違うため使われる方が迷ってしまします。右の画像の黒いプラスネジを緩めて、バネを支えている金具をバネが閉まる方向に動かします。


DVC30.jpgDVC31.jpg
 カバーを組み上げて完成です。縫い目もきれいですね!

 ミシンは古くても治ります!ミシンは手作りをしたり、ほつれたものを直したりする、人の心を温かくさせる機械だと思っています。思いの詰まったミシンですのでメンテナンスをしてあげましょうヽ(^◇^*)/ 臭いことを言ってすみません。なんせミシン大好きですから!





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  1. 2011/07/28(木) 10:43:22|
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