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中国ミシンセンター|鳥取店 倉吉店 米子店 - ミシン修理ブログ -

中国ミシンセンターの日頃のミシンの修理を紹介いたします (^ω^)

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カテゴリ:その他ミシン の記事一覧

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ミツビシ MITSUBISHI TA1

 こんにちは!中国ミシンセンターの講習会が9月から再開する事が決定しました!またお客様と和気あいあいと物作りが出来る事は何よりもうれしいですね!若い方から年配の方までいらっしゃるので、本当に楽しいんですよ!

 三菱ミシンの職業用ミシンTA1の修理依頼がありました。症状は「プーリーが硬くて全く動かない。」です。
mitsubishi-ta1.jpg
 この職業用ミシンは足踏みです。おそらく40年位前のミシンだと思われます。まるで鉄の塊ですね!MITSUBISHIのミシンは現在、家庭用ミシンは作っていませんが工業用ミシンの世界は今でも指折りのメーカーです。MITSUBISIの職業用の黒いミシン最高にかっこいいですね!メンテナンスさえキチンとすればかなり長く使うことができますよ!
 職業用の足踏みミシンは軽さが大事です。家庭用足踏みミシンよりもすべてのパーツが大きくて重たいので、わずかな油切れや軸のずれで足踏みできなくなります。

mitsubishi-ta2.jpg 分解して掃除をします。ミシンの掃除はとても大事です。生地や糸のホコリをそのままにすると時期によっては湿気を含み、サビの原因になります。注油(油を注すこと)をする時もホコリを取った後にしましょう!
 今回の故障の原因は釜のサビ付き、全体的に油が切れている事です。

 油を注さないと動かなくなる事がありますので気を付けましょうね!


mitsubishi-ta3.jpgmitsubishi-ta4.jpg まずは釜の修理から向かいます。職業用の釜は垂直全回転釜で、外釜、中釜があって外釜は下軸の回転運動が伝わって回転します。中釜は、外釜の内側に組み込まれていて「中釜押え」という金具で回転を抑えています。
 
 釜の取り外しは「中釜押え」を最初に取り外します。このミシンの場合は一本のマイナスネジで簡単に取り外すことができます。


mitsubishi-ta5.jpgmitsubishi-ta6.jpg 「中釜押え」を取り外したら次は、釜の固定ネジを外します。この固定ネジを緩めると釜が外れます。
 中釜が全く回りません (”ロ”;)ゲゲッ!!





mitsubishi-ta7.jpgmitsubishi-ta8.jpgmitsubishi-ta9.jpg
 外釜のカバーを外すと中釜が外れます。今回はサビがひどかったのでワイヤーブラシと紙やすり1000番で磨きます。鉄粉などが残るとスムーズに動かないので洗剤を使って洗って組み上げます。釜の普段のメンテナンスは外釜と中釜の間に一滴油を注します。
 釜が回らなくなる症状は今回は使わずに錆びていたのですが、使っている最中で動かなくなる事がよく見られます。釜の間に糸か折れた針が挟まってしまうのです。この場合はプーリーを逆に回して挟まった物を取り除けば治ります。

mitsubishi-ta10.jpgmitsubishi-ta11.jpg 釜の修理が終わったら組み立てです。写真では見にくいですが、釜のタイミング調整を取る位置は、針が上がる時に丁度釜の剣先が針に重なる所で調整します。
 前後の位置は釜の剣先と針の隙間を0.02mm~0.1mmで調節します。釜の回転のタイミングは針穴から上1.2mm~1.5mmで調節します。釜の調整はすごく大事で少しのずれで目飛びや針が折れたりする原因になりますので慎重に調整しましょう。



mitsubishi-ta12.jpgmitsubishi-ta13.jpg この種類の職業用ミシンは、上軸と下軸の駆動の伝達に縦軸を使っています。比較的縦軸は油が切れやすく回転が重くなる原因になります。軸の支えが2か所ありますので、ここには必ず油を注す事をお勧めします。
 上軸、下軸、縦軸すべて鉄のべベルギアを使用しています。ギアには必ず遊びがありますので、釜、プーリー、針棒を手で軽く揺さぶるとギアの遊びが確認できて、どこの回転が重いかすぐに発見できます。足踏みミシンの職業用は軽く動かないとかなりきついので確認してみてください。

mitsubishi-ta14.jpgmitsubishi-ta15.jpg 最後に試縫いをして完成です!やっぱり直線専用ミシンの縫い目はとてもキレイですね!昔、縫うことが好きだったお客様なので、これから趣味で使われるのでしょうか?約40年経っているミシンですがしっかり整備をさせて頂きました!これからも永く使ってくださいね!






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  1. 2011/08/18(木) 15:18:53|
  2. 三菱ミシン
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パフ PFAFF select4.0(セレクト4.0)

 こんにちは!昨日花火大会がありました!どこも駐車場が満車でしたので、離れた場所から車の中から観賞しました。音楽を流して、テリヤキバーガー、ポテト、シェークを食べながら見る花火は最高でした!お勧めします!
 
 今回は、私のコレクションのミシンの一つ、パフのミシンの整備を紹介します!症状は「返し縫いの目が小さくて元々縫った目にキレイに重ならない。」です。
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 PFAFF(パフ)はドイツのミシンのメーカーで世界的にも有名なミシンのメーカーの一つです。特徴は上送り装置を内蔵している事です。パフの上送りはワンタッチで切り替え可能で、なりよりも返し縫いも上送りでできちゃいます。上送り内蔵型ミシンの中で最も押えの幅が狭く抑えられて、曲線縫いもうまくできます。 1年前に思わずアメリカのミシン店から買ってしましました!私のミシンコレクションの中でも一番のお気に入りです!名前も付けて、パフパフと呼んでいます。

pfaff2.jpg 分解して掃除をします。電子ミシンなので極めてシンプルな作りをしてますね!ちなみに分解、整備はトルクスレンチ、t8,t10,t12,t15,を使いますので普通のドライバーでは整備できません。






pfaff11.jpgpfaff6.jpg 左の画像は模様選択ボタンを裏から写したものです。ピアノ式模様選択で白い模様カムが並んでいるのが確認できます。
 右の画像は、模様カムの左端付近の拡大写真です。白いギヤが2つ見えますね。ここから直接、一本の軸で送り歯に伝わっていますので、この付近に送りを調節する場所があることが分かります。



pfaff7.jpgpfaff8.jpg 調節ネジを見つけました。縫い目の粗さダイヤルそのものに溝が切ってあって、縫い目を小さくするにつれて溝がせまくなる構造です。
 溝の中に返し縫いと連動して動く小さい棒が、画像の中心あたりに見えます。この小さい棒が返し縫いレバーのストッパーになっていて、画像では溝の内側に小さい軸が触れています。返し縫いをすると外側に触れるようになっています。
 右の画像の穴からマイナスのネジで位置調整ができるようになっていますね!ここで縫い目の長さ、返し縫いの縫い目の長さのバランスを調節します。

pfaff3.jpgpfaff4.jpgpfaff5.jpg
 上送り装置(IDT)です。構造は完全なメカ式で、駆動はミシンのヘッドのウエイト(回転運動でミシンの振動を抑えるための重り)に変心カムを付け、回転運動から前後運動に変換して上送り装置に伝わります。発想がすごいですね!

pfaff9.jpg ミシンのモーターです。アメリカ仕様(120v)ですので、100vの日本では少しスピードが落ちますがそのまま使うことができます。本当はトランスを使って120vに変換したほうがいいですよ!






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 しっかりと調節して油も注したので調子も良くなりました!返し縫いがキレイだととても気持ちいいですね!どんなミシンでも返し縫いのバランスを取る場所がありますので説明書などで確認してみましょう!ボタンホールや模様縫いもここ一ヶ所の調整で整いますよ!
 それにしても本当に美しいミシンですね!デザインもとてもおしゃれです!でも残念なことにドイツ製のPFAFFのミシンは日本では販売されていません。ほしい方はアメリカから買ってくださいね!






pfaff14.jpgpfaff15.jpg 最後に上送りの素晴らしさを紹介させていただきます。送り歯が上下についているので厚物、毛足の長い生地、フワフワしたフリースの生地でも縫いずれがなく、しかも均等な縫い目で縫うことができます。裁断を正確にしても縫い合わせる時に、生地がずれて最後が合わなくなってしまうのを経験された方も多いと思います。
 上送り押えはオプションで各メーカーが作ってますので興味のある方は購入することをお勧めします!注意点はあくまでも直線を縫う時に限定する事と、返し縫いが出来ないので生地の向きを変えてから重ね縫いをすることです!
 
 そう考えるとPFAFFの上送り装置って本当にいいですね!曲線も縫えるし返し縫いもできるので、いうことありません!ただ部品が壊れても海外からの取り寄せになるからちょっと困るんですよね!
 パフさん!日本進出お願いします!

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  1. 2011/08/16(火) 14:04:19|
  2. PFAFFミシン
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