FC2ブログ

中国ミシンセンター|鳥取店 倉吉店 米子店 - ミシン修理ブログ -

中国ミシンセンターの日頃のミシンの修理を紹介いたします (^ω^)

Top Page > Husqvarna

カテゴリ:Husqvarna の記事一覧

| |

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

ハスクバーナ エメラルド122 +30番の糸の使い方

 こんにちは!
 今回の修理はハスクバーナです。症状は「30番の糸でジーパンを縫うと裏がフニャフニャの縫い目になる。」です。硬めのリーバイスのジーパンの生地をキレイに縫いたいと要望がありました。
エメラルド1
 ハスクバーナエメラルド122です!Husqvarna VIKING、はスウェーデンのメーカーで日本にも隠れファンがたくさんいるメーカーの一つですね!スイス製のBERNINAみたいに海外での評判はとてもいいですね。ハスクバーナぼくも大好きです!
 ちなみにこの機種はジャノメとの共同開発で素晴らしい仕上がりになっています。
 エメラルド2 
 まずは分解して掃除です。キッチリ調整、点検をします (。・ε・。)







エメラルド3エメラルド4 軸が太くてしっかりしてますね \(^▽^)/ 下軸のシナリもほとんどなく、針棒の太さ、強度ともに素晴らしいです!ミシンを選ぶときに厚物が縫えるかどうかは針棒の太さでも判断できます。針棒の遊びも重要で、針棒をつまんで前後に揺すってみても判断できます
 針棒のぶれは、厚物で段差を乗り越える時に、前後どちらかに針が押されてしまします。これによって針が折れたり、目飛びの症状がでます。ある程度は針を太くする事で対応できますが硬いジーパンは縫えません。

エメラルド6エメラルド7 左の画像は下糸のボビンケースです。画像のドライバーの先に下糸調子のネジがあります。軽く抵抗がある位に調整します。時計回りで糸の出かたが締まって、逆は緩みます。
 下糸調子、上糸調子、14番の針、60番の糸、まずは普通の綿の生地で糸調子を取ります。



エメラルド8エメラルド9 左の画像は調整後のキレイな縫い目です。

 
 右の画像をご覧ください。表からの画像で、左側の縫い目は明らかに糸がつっているのが確認できます。上糸調子は「5」の位置です。
 右側の縫い目はキレイに安定しています。上糸調子は「3」です。
 
 上糸調子、下糸調子のイメージは、一本の糸が生地の裏にあります。それを上糸で生地の表に持ち上げてあげると想像できればいいでしょう。
 
 上糸調子が強いと、下糸を持ち上げ過ぎて表に下糸が出てきます。よって表がつった様に見えます。
 逆に下糸が強いと、上糸が下糸を持ち上げれないですので生地の裏がつった様に見えます。

 ここまで理解できれば厚物も縫えます。

エメラルド12エメラルド13 
 30番の糸で縫ってみました。右の画像を見てください。(表) 
 右から、
 14番の針 上糸調子 3      
 16番の針 上糸調子 3      
 18番の針 上糸調子 3
 18番の針 上糸調子 5 
 表からの縫い目はどれもキレイですね!しかし裏は・・・・

エメラルド14エメラルド15
 グニャグニャな縫い目です。針を太くすれば上糸が下糸を持ち上げやすくなります。14番の針の場合は、針の空ける穴が小さいため表に下糸を持ち上げる事ができません。よって均等にグニャグニャしています。
 16番の針に換えると、まだ下糸を持ち上げる事ができません。
 18番の針では、たまにフニャフニャ、たまにキレイな縫い目です。

 18番の針の針穴で、持ち上げた下糸が生地の中に入るスペースが出来たと判断できます。

 針の交換だけでキレイに縫えない理由は糸の太さが関係しています。細い糸と太い糸を両手で持って引っ張った時、太い糸のほうが強く引っ張らないとまっすぐになりませんよね!

エメラルド17エメラルド16
 よって上糸調子を3から5に強くします (^▽^)/
 縫い目を比べると一目瞭然ですね!左の縫い目めちゃキレイですよね!


 エメラルド18エメラルド19
 試しに8枚重ねてみました。裏表キレイです。完璧ですね!
 要領はまず「針を太くする、その後様子を見て上糸調子を強くする」です ( ´_ゝ`)ノ
 
 厚物は職業用ミシンでないと縫えないと聞きますが、家庭用ミシンでも十分に縫えるのです。自動糸調子のミシンでも同じ要領で縫う事ができます。何度も言いますが、ミシンを選ぶときに注意することは軸の太さ、強度が重要です。触って判断できなくても、見た目でも十分見分けがつきますので参考にしてみてくださいね!

 最後に職業用ミシンについて説明させていただきます。職業用ミシンの特徴は、力がある、押えの上がる高さが高い、押えの幅が狭いため曲線が縫いやすい、針が工業用なので種類がたくさんあることです。
 家庭用ミシンでも厚物も条件を整えてあげれば十分縫うことができます。



中国ミシンセンターHPへ
スポンサーサイト
  1. 2011/08/14(日) 12:23:55|
  2. Husqvarna電子ミシン
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。