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カテゴリ:JAGUAR職業用ミシン の記事一覧

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ジャガー MODEL305(ベルベットⅡ)

 こんにちは!毎日暑いですね!ぼくはかき氷を食べ過ぎて風邪をひいていました。最近のかき氷はザラ目で体を良く冷やします。かき氷機で作ったサラサラのかき氷の方がおいしかったですよね \(^▽^)/

 ジャガーの職業用ミシンの修理依頼がありました。症状は「バックしかしない。」です。
DVC70.jpg
 約20年前のジャガーミシンです。本来、直線専用の職業用ミシンにジグザグの機能を加えた当時には珍しいミシンです。完成度が高く、部品の品質もとても良い物を使っています。もちろん薄物から厚物までキレイに縫えます。垂直全回転釜のジグザグ機能付きの職御用ミシンの中でも一番使いやすいではないかと思います。

DVC71.jpgDVC72.jpg 早速、カバーを分解して掃除をします。問題の返し縫いを写真に撮ってみました。操作部(返し縫いレバー)が始点で、送り歯が終点ですからその間の駆動を点検すると原因がわかります。





DVC73.jpgDVC74.jpg 左の画像が生地の送りのアームです。下の方に下軸にカムが確認できます。このカムが送りの前後の動きを伝えます。このミシンはアームの固定に円柱の軸を一本入れるのではなく、ネジ止めになっています。ネジの頭の形状がテーパーになっていて、締めこむと硬くて動かなくなりますし逆に緩めるとガタができます。機械の分解が慣れていない方は分解は避けた方がいいでしょう。


DVC76.jpgDVC77.jpg 左の画像は先ほど説明したアームのバネです。返し縫いレバーを押すとバネが伸びて、レバーから手を離すとバネの力で元の位置に戻ります。「バックしかしない。」はこのバネが伸びている状態で元の位置に戻らないようになっているのです。
 
 油切れでどこかが癒着しているのが今回の原因です。送り歯の台を取り外して動きが硬くないか確認します。


DVC78.jpg とうとう見つけました!アームの支点の軸の動きが硬いのを確認しました。

 





DVC79.jpgDVC80.jpg 早速、軸を抜き1000番の紙やすりでゴシゴシ磨きます。磨いた後は洗剤を着けて洗いましょう。 ミシンの軸は油が付いているため、磨いた後に鉄粉が残りやすくなっています。
 鉄粉が残るとまた動きが悪くなります。必ず洗いましょう。




DVC81.jpgDVC82.jpg 組み立てです。左の画像は(送り歯台)の固定ボルトです。右の画像から左右から固定ボルトで固定します。締めすぎは動きを悪くしますので、様子を見ながら少しずつ締めていきます。
 左右のネジの締め方で送り歯の左右の位置が決まりますので、針板を取り付けて干渉しないように調節します。

 右の画像の右下に、テーパーのアーム固定ネジが見えます。このミシンの整備で大事な事は、テーパーネジを緩めて解決しない事と、バネを切ってからバネ圧を強くしない事です。
 テーパーネジを緩めると動きは良くなるもののガタができます。小さいガタでも最終地点の送り歯のガタは大きくなりますので、返し縫いの目が小さくなったり、軸に傷が入ったりするからです。バネ圧を強くして強制的に動かす事もやはり元々の設計から崩すことになりますので、返し縫いのレバーが重くなったりしますし部品が壊れてしまうかもしれません。
 原因をしっかり追求することが何よりも大事ですね!


DVC83.jpgDVC84.jpg
 最後に試縫いをして完成です。油も注したので音も静かになりました。このミシン本当にいいです!速いし、ジグザグの糸調子の乱れも全くないです。このミシンまた復活してほしいですね!
















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  1. 2011/08/11(木) 12:56:59|
  2. JAGUAR職業用ミシン
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