中国ミシンセンター|鳥取店 倉吉店 米子店 - ミシン修理ブログ -

中国ミシンセンターの日頃のミシンの修理を紹介いたします (^ω^)

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ジャノメ Excel815(エクセル815)

 こんにちは!お盆が明けて少しずつ涼しくなってきましたね!自宅はエアコン付けないので、涼しくなって夜がぐっすり眠れるようになりました!えっ!エアコン付けないの?そうなんです家は「エアコン禁止」です。扇風機も弱限定なのです!速く出世しないとっ!自分の稼ぎを体で感じれるのでモチベーション維持にはとても効いていますけどね (´ε` )

 今回はジャノメ815型の修理です。症状は「全体的に点検整備してほしい。」です。
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 約35年前の蛇の目ミシンですね!模様の数も多くて「しつけ縫い」までもできる機能的なミシンです。ジャノメさんのポータブルミシンの初期型で、当時の価格で15万円近くした高級ミシンです。釜も独自の全回転垂直釜を使用していて、当時のミシンの中ではトップクラスの縫い目だと思います。

janome815_2.jpg 分解、掃除をします。年式が古くなるとサビの発生や、樹脂関係の部品の劣化、など確認することができます。
 サビは故障の原因になるだけではなくて生地や糸を汚してしまいますので、しっかり落としましょう!






janome815_3.jpgjanome815_4.jpg モーターベルトの劣化が確認できました。ミシンのモーターベルトはゴムでできていて中に糸が数本入っています。切れる事はほとんどないですが、年数が経つとゴムの部分が硬くなって弾性がなくなってしまいます。そうなるとゴムがボロボロになって最後には滑りだして動かなくなってしまします。
 右の画像からモーターベルトが確認できます。交換するモーターベルトは長さ、幅、必ず同じものを使用します。


janome815_5.jpgjanome815_6.jpg このミシンのモーターベルトの交換は、ターミナルボックス(コントローラを差し込む所)を取り外して、「一針縫いボタン」周辺を少し分解します。
 左の画像が「ターミナルボックス」を取り外した画像です。右の画像が「一針縫いボタン」の周辺を少し分解してベルトが取り外せる隙間を空けた時の画像です。
 構造的に少し複雑なので慎重に分解しましょう!細かい部品がたくさん使われていますので無理矢理交換せずに分解して周りの部品を傷つけないようにします。作業をする前に写真で撮影する事をお勧めします!

janome815_7.jpgjanome815_8.jpg 次はモーターの点検です。電源基盤のユニットを取り外して、「モーターの取り付けブラケット」のプラスネジ2本を取るとモーターが外れます。
 右の画像でモーターのブラシキャップ(白くて丸い物)が確認できます。白いブラシキャップは割れてしまうことがあるので対策品に交換します。「急に動かなくなった。」場合はまずここを確認してみましょう!



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 ブラシキャップを外すと、バネが出てきます。バネを引き抜くとブラシが先端についています。ブラシが消耗して短くなっていないか確認します。ブラシのみの交換は、相手のルーターの消耗と異なり火花が出やすくなるので、今はモーターごと交換するようにしています。
 左の画像がブラシキャップの交換後です。対策品は黒いブラシキャップになります。

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 最後に針板のサビ取りをします。針板のサビは生地を汚してしまうのでしっかり落としましょう!ミシン油を付けてプラスチックの板で削り取ります。鉄のワイヤーブラシで取ることもできますが、針板に傷を付けてしまって見た目が悪くなるのでお勧めできません (*´∇`*)

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 出来上がりました!縫い目も安定して音も静かになりました!古いミシンのメンテナンスはどこまで整備をするかで時間のかかり方が全然違って料金も変わってきます。サビに関しては「糸の通り道」、「生地を置くベッド」、「釜」だけは必ず落としておいた方がいいですね!せっかくの作品が汚れてしまいますからね!
 サビは、掃除不足や湿気のある押し入れなど収納する場所に原因があります。掃除、注油をして直射日光に当たらない風通しのいい場所に保管しましょう。
では、また (^▽^)/

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  1. 2011/08/26(金) 12:29:05|
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シンガー SRE1410

 こんにちは!お盆が過ぎて涼しくなりましたね!家で花火とかされましたか?私は今週花火をする予定にしています。線香花火が大好きです!今年も大きい球をつくってみんなを驚かします!

 今回はシンガーミシンSRE1410の修理依頼です。症状は「プーリーが硬くて動かない。スタートスイッチを押しても動かない時がある。」です。
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 このミシンはシンガー日鋼で製造されたミシンで約20年位前のミシンです。模様選択がダイレクトボタンで当時はよく売れていたミシンだそうです。全回転水平釜で釜はアポロ釜を使用しています。調整が出来ていないと極端に調子が悪くなる釜ですが、整備をすれば驚く度キレイに縫えるようになるミシンです。

sre1410_2.jpg まずは分解して掃除をします。このミシンはコンピュータミシンの中でもかなりシンプルな基盤を使っていますので、整備が楽で致命的な故障もないのでいいですね!
 
 「プーリーが硬くて動かない。」症状は今回は釜の軸に原因がありました。




 
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 針板、内釜を取り外すと、左の写真のように外釜が姿を現します。外釜は上に引き抜きますので送り歯、釜のストッパーなど取り外します。ここの分解は自信のない方にはお勧めできません。釜の位置、送り歯の位置、糸抜けの隙間など調節がけっこう難しいですよ!
 ミシンを倒し外釜のギアの「六角ネジ」を2本緩めます。外釜を抜くときはギアをそのままの状態で動かない様にゆっくり上に引き抜きます。軸にカットが入っているので外釜のタイミングはとても合わせやすく作られています。
 外釜の軸を組み立てるときの注意点は、軸を奥まで突っ込まないことです。ギュウギュウに突っ込むと回転が硬くなってしまうことがありますので、0.01㎜位隙間を空ける必要があります。

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 軸を1000番の紙やすりで磨きます。ここまですると安心ですね! 
 機種によっては、分解せずに油を注してプーリーを力任せに回して直すこともありますが、このミシンで硬くて全然動かない場合は分解して修理しなければなりません。無理に回すとプーリーの中が割れてしまうからです (´ρ`)

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 次は「スタートスイッチを押しても動かない。」症状を修理します。
 ミシン全面の青いボタンがスタートボタンです。接触が悪くなることがあって、よく使うボタンに現れる症状です。中古部品の移植も考えられますが分解しないと状態が確認できないので、現状のボタンの接点を磨く事にします。
 
sre1410_13.jpgsre1410_14.jpg 溶かしこみで組み立てられているので、スイッチの分解はカッターナイフを使います。手を切らないように注意をしましょう。
 4カ所すべて取り、真ん中のつまみを引き抜きます。






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 左の画像で銅板の裏の接触部分(丸い部品)が濁っているのが確認できます。故障の原因はおそらく、電流が流れる時の熱で酸化したのだと考えられます。頻繁に使うスイッチはこのような症状が出やすくなっています。 
 真ん中の画像が接点を磨いた後です。1000番の紙やすりを使用しました。組み立てる前に必ず磨いた接点にゴミが残らないように掃除をします。接点を磨く時の注意点は、磨き過ぎない事となるべく内側を削り外側は削らないようにする事です。
 組み立ては逆手順で、仕上げに最初にカッターナイフで切った切断面に針かつまようじを使って瞬間接着剤で固定します。接着剤の量が多いとスイッチが動かなくなったりするので注意しましょう (^○^)

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 試縫いをして完成です!やっぱり分解掃除をすると調子がいいですね!
 ミシンは手入れが大事です。普段から掃除や注油をされた方がいいですよ!あまり使われない方も1年に1回は縫わなくても空運転だけでもすることをお勧めします!

 では、またっ! (=^▽^=)ノ






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  1. 2011/08/21(日) 12:26:54|
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ミツビシ MITSUBISHI TA1

 こんにちは!中国ミシンセンターの講習会が9月から再開する事が決定しました!またお客様と和気あいあいと物作りが出来る事は何よりもうれしいですね!若い方から年配の方までいらっしゃるので、本当に楽しいんですよ!

 三菱ミシンの職業用ミシンTA1の修理依頼がありました。症状は「プーリーが硬くて全く動かない。」です。
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 この職業用ミシンは足踏みです。おそらく40年位前のミシンだと思われます。まるで鉄の塊ですね!MITSUBISHIのミシンは現在、家庭用ミシンは作っていませんが工業用ミシンの世界は今でも指折りのメーカーです。MITSUBISIの職業用の黒いミシン最高にかっこいいですね!メンテナンスさえキチンとすればかなり長く使うことができますよ!
 職業用の足踏みミシンは軽さが大事です。家庭用足踏みミシンよりもすべてのパーツが大きくて重たいので、わずかな油切れや軸のずれで足踏みできなくなります。

mitsubishi-ta2.jpg 分解して掃除をします。ミシンの掃除はとても大事です。生地や糸のホコリをそのままにすると時期によっては湿気を含み、サビの原因になります。注油(油を注すこと)をする時もホコリを取った後にしましょう!
 今回の故障の原因は釜のサビ付き、全体的に油が切れている事です。

 油を注さないと動かなくなる事がありますので気を付けましょうね!


mitsubishi-ta3.jpgmitsubishi-ta4.jpg まずは釜の修理から向かいます。職業用の釜は垂直全回転釜で、外釜、中釜があって外釜は下軸の回転運動が伝わって回転します。中釜は、外釜の内側に組み込まれていて「中釜押え」という金具で回転を抑えています。
 
 釜の取り外しは「中釜押え」を最初に取り外します。このミシンの場合は一本のマイナスネジで簡単に取り外すことができます。


mitsubishi-ta5.jpgmitsubishi-ta6.jpg 「中釜押え」を取り外したら次は、釜の固定ネジを外します。この固定ネジを緩めると釜が外れます。
 中釜が全く回りません (”ロ”;)ゲゲッ!!





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 外釜のカバーを外すと中釜が外れます。今回はサビがひどかったのでワイヤーブラシと紙やすり1000番で磨きます。鉄粉などが残るとスムーズに動かないので洗剤を使って洗って組み上げます。釜の普段のメンテナンスは外釜と中釜の間に一滴油を注します。
 釜が回らなくなる症状は今回は使わずに錆びていたのですが、使っている最中で動かなくなる事がよく見られます。釜の間に糸か折れた針が挟まってしまうのです。この場合はプーリーを逆に回して挟まった物を取り除けば治ります。

mitsubishi-ta10.jpgmitsubishi-ta11.jpg 釜の修理が終わったら組み立てです。写真では見にくいですが、釜のタイミング調整を取る位置は、針が上がる時に丁度釜の剣先が針に重なる所で調整します。
 前後の位置は釜の剣先と針の隙間を0.02mm~0.1mmで調節します。釜の回転のタイミングは針穴から上1.2mm~1.5mmで調節します。釜の調整はすごく大事で少しのずれで目飛びや針が折れたりする原因になりますので慎重に調整しましょう。



mitsubishi-ta12.jpgmitsubishi-ta13.jpg この種類の職業用ミシンは、上軸と下軸の駆動の伝達に縦軸を使っています。比較的縦軸は油が切れやすく回転が重くなる原因になります。軸の支えが2か所ありますので、ここには必ず油を注す事をお勧めします。
 上軸、下軸、縦軸すべて鉄のべベルギアを使用しています。ギアには必ず遊びがありますので、釜、プーリー、針棒を手で軽く揺さぶるとギアの遊びが確認できて、どこの回転が重いかすぐに発見できます。足踏みミシンの職業用は軽く動かないとかなりきついので確認してみてください。

mitsubishi-ta14.jpgmitsubishi-ta15.jpg 最後に試縫いをして完成です!やっぱり直線専用ミシンの縫い目はとてもキレイですね!昔、縫うことが好きだったお客様なので、これから趣味で使われるのでしょうか?約40年経っているミシンですがしっかり整備をさせて頂きました!これからも永く使ってくださいね!






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  1. 2011/08/18(木) 15:18:53|
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