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中国ミシンセンター|鳥取店 倉吉店 米子店 - ミシン修理ブログ -

中国ミシンセンターの日頃のミシンの修理を紹介いたします (^ω^)

Top Page > 2011年09月

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ジューキ HZL-7700(ザ・ミシン)

 こんにちは!ミシンくんです!ホームページの「トラブル解決」がリニューアルしましたのでお知らせいたします!ミシンは使いたい時に使えないととても悲しいですよね!ミシンの修理の問い合わせの80パーセントは何らかの操作ミスです。初心者の方にもなるべく理解しやすいように整理してみました。少しでも役に立てればうれしいです (^○^)

トラブル解決へ go!

 今回の修理はJUKI、HZL-7700の修理を紹介します。症状は「押えを上げるレバーがぐらぐらする。」です。
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 このJUKI、HZL-7700は1986年式です。特徴はコンピュータ式の自動糸調子です。生地の厚みと縫い目の長さを検出して上糸を出す量を制御しています。釜も工業用ミシンの垂直全回転釜で表も裏もまっすぐな縫い目を実現しています (*'0'*)


 左の画像は「操作レバーカム」です。上に持ち上げると押えが上がって、下に下げると糸切りをします。頻繁に使うレバーですので、壊れちゃったみたいです ´▽`



hzl-7700_3.jpg 分解して掃除をします。今回の「押えを上げるレバーがぐらぐらする。」操作レバーカムの固定しているネジがゆるんだ状態で使用していたからです。ネジの緩みはプラスチックの部品でよくあります。プラスチックは年数が経つと劣化しますし、新しい部品でも緩む事があります。逆にネジを締めすぎると割れてしまいます。「ワッシャー」と「スプリングワッシャー」を加えることで解消できるトラブルです (^▽^)/




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 繰出しSTM取り付け板(糸調子を制御する所)を外してテンションカバーを外します。右の画像で「操作レバーカム」が確認できます。薄い黄色のプラスチックの部品です。
 操作レバーカムのネジの取り付ける所が割れていますね (ノ´▽`)ノ

hzl-7700_7.jpghzl-7700_8.jpg 「押え棒」をプラスネジ2本緩めて抜き取ります。ここでの注意点は「押え棒」に印を付けることです。押えの高さで糸調子を制御しているので高さが変わると糸調子も変わってしまします。
 次に糸切りの駆動レバーの軸をスナップリング2個を外して抜き取ります。最後に「操作レバー」を抜き取って「操作レバーカム」を取り外します。



hzl-7700_9.jpghzl-7700_10.jpg 右の画像の下が壊れた部品で、上が新しい部品です。珍しい事にカムも割れてボルトも折れていました。
 後は逆手順で組み立てます。「操作レバーカム」のネジの長さに気を付けたうえ、必ずボルトに「ワッシャ」「スプリングワッシャ」を取り付けましょう (^▽^)




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 下糸を巻くときにも針が動いてしまうのは、「上軸」「上軸プーリ」の油切れです。ミシン専用油を使いましょう ('▽'*)

hzl-7700_14.jpghzl-7700_15.jpg 左の画像は「下糸巻きスイッチ」です。接触が悪くなると「下糸を巻いていると途中で止まる」「低速で下糸を巻く」などの症状がでます。プラスネジ一本で固定されています。そのまま緩めると下のナットがミシンの中に落ちてしまうのでピンセットなどでナットをつまんだ状態でネジを緩めましょう。




hzl-7700_16.jpghzl-7700_17.jpg スイッチを分解して接点を研磨します。紙ヤスリ1000番を使用しました。
 接点を磨いた後は柔らかいタオルか切れで削りカスをキレイに取り除きます。
 スイッチを操作すると微量の熱を発生します。これが接点の曇りの原因なのですね (>▽<)





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 試縫いをして完成です。縫い目もキレイですね!やっぱりコンピュータ式自動糸調子はいいですね (≧▽≦)
 今回もしっかり整備させていただきました。速くお客様の喜ぶ顔が見たいです!
 では、また (*^^*)ノ


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  1. 2011/09/24(土) 11:45:42|
  2. JUKIコンピュータミシン
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ブラザー TA3-B626(ヌーベル)+ニット糸の使い方

 こんにちは!今回のブログでは「修理内容」「ニット糸(レジロン糸)などを使ってニット生地をどのように縫うか?」の2つを紹介いたします (o^-^o)

「修理内容」

ブラザーの職業用ミシンです。「点検をしてください。」と修理依頼を受けました。
ta3-b626_1.jpg
 ブラザーの職業用ミシンで1987年式のヌーベルです。直線専用ミシンなので押えの幅も狭くカーブ縫いがとても快適です。ブラザーヌーベルは服飾の専門学校などの教育施設でよく使われているミシンです。現行機種で形は少し変わってますがロングセラーで大変人気のある職業用ミシンです (^▽^)/

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 今回のミシンは年式が古かったのでサビ取りに力を入れました。糸の通り道のサビは、糸を汚してしまうので見た目が悪くなってしまいます。
 たまに油を注す事も大事ですが、ミシンは保管する場所次第でサビを予防することができます。
 湿気の溜まりやすい押し入れの下段や窓の近くは避けて、直射日光の当たらない風通しの良い所に保管しましょう (^○^)








「ニット生地に対しての糸の選び方について」

ta3-b626_4.jpg ここからニット生地に対しての糸の組み合わせを説明をしていきます。
 「ポリエステル」「レジロン」「ウーリー」の糸を準備してみました。一般的に職業でニット生地に使用する糸は「レジロン」です。
 でも家庭用ミシンで使用する糸を「レジロン」にすると上糸が切れやすいですし、目飛びも起こることがあります。ニット用の針にしてもなかなか症状は改善できません。天秤が上に上がると糸は伸ばされて、天秤が下がると糸は元の長さに縮みます。天秤が下がる時に糸がたるまないと釜が上糸をすくうことができないのです。


ta3-b626_5.jpgta3-b626_6.jpg
 最初に上糸、下糸を「ポリエステル」で縫ってみました。縫い目はキレイですね!
16cm → 19cm
 およそ3cm生地を伸ばすと糸が切れてしました (ノ´▽`)ノ


ta3-b626_7.jpg
 次は上糸、下糸に「レジロン」を使いました。
16cm → 23cm
7cm伸びに耐えました。上糸で使うと切れやすい糸ですので職業用ミシンでも少しスピードを落として縫わなければいけません (*´∇`*)


ta3-b626_8.jpg
 上糸「ポリエステル」、下糸「レジロン」で縫ってみました。
16cm → 21cm
5cm伸びに耐えました。縫い目も安定していて表も裏もキレイに縫えています \(^▽^)/



ta3-b626_10.jpgta3-b626_11.jpgta3-b626_12.jpg
上糸「ポリエステル」、下糸「ウーリー」です。
16cm → 21cm
5cmで糸が切れました。ただ「ウーリー」を下糸に使うと裏からの見た目が悪いですね (・O・。)
 



 結果的に上糸「ポリエステル」、下糸「レジロン」が一番楽です。上糸が「ポリエステル」ですので糸調子はそのままで針も普通の針で縫うことができます。下糸をレジロンに入れ替えるだけなので誰にでもできますね!もちろん家庭用ミシンの水平釜、垂直釜なんでもこの方法が使えます。 注意点は「レジロン」は「ポリエステル」より色の種類が少ないので「レジロン」の糸に色を合わせるようにしましょう。
 今回はニット生地に対しての糸の選び方を紹介させていただきました (^O^)

 では、また (^-^)ノ゙

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  1. 2011/09/22(木) 11:20:17|
  2. brother職業用ミシン
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ジューキ MO-766

 こんにちは!ミシンくんです!寒くなってきましたね!風邪をひかないように気を付けましょう (^○^)
 9月8日の中国ミシンセンターわくわくミシン講習会は大成功でした!来月も小物を中心に講習会を開催させていただきます。作品はホームページで紹介させてしていますのでよかったら覗いてみてくださいね!

 JUKIのロックミシンMO-766の修理依頼がありました。症状は「全く動かない。」です。
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 今回のジューキMO-766は、1993年式です。独自の自動糸調子の機能を持っていて、巻きロックへの変更もダイヤル一つで糸調子が切り替えできるので当時はとても人気のあったロックミシンです。作動装置(伸ばし縫い、縮ませ縫い)も付いていてニット生地を使った物作りまで可能な多機能、高性能なロックミシンです =^-^=

mo-766_2.jpg 分解して掃除をします。今回の「全く動かない。」という症状は電気系統の故障です。最初にモータとコントローラの通電を確認しましたが異状なしでした。
 原因が考えられるのが「電顕基板」「メイン基盤」「トランス」「全面カバーの安全装置」「押えの安全装置」「一針縫いボタン」「針停止位置のセンサー」に絞る込む事ができます。




mo-766_3.jpgmo-766_4.jpg ミシンの右側面のプーリを外すと「針停止位置のセンサ」が出てきます。このセンサは遮断センサと呼ばれていて、光の遮断でONとOFFを切り替えるセンサです。ホコリなどに弱い部品ですのでこのようなプーリの近くに付けられている場合は消耗品として交換しています ´▽`




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 「針停止位置センサ」の交換をするためには配線はモータや基板の裏に這わせてあります。モータの外し方はモータ単体を外すのではなくてモータを支えているステーごと取り外します。配線の位置を間違えると基板がショートしてしまうので前もって写真を撮っておきましょう (^_^)

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 電源基板を外すと配線が出てきます。配線は何カ所もバンドで止まってますのですべて切ります。







mo-766_9.jpgmo-766_10.jpgmo-766_11.jpg
 左に写真は「一針縫いボタン」です。今回の「全く動かない。」の原因は「一針縫いボタン」のスイッチが入りっぱなしになっているからでした。押しっぱなしの状態になっているとほかの操作をしても反応しないですからね。この種類のボタン特有の症状ですね ('▽'*)
 一針縫いのボタンの付いている基板ごと交換しました。

mo-766_12.jpgmo-766_13.jpg 最後に配線を元通りに「配線バンド」で固定します。注意点は、配線は元通りの位置に納める事です。これはカバーを組み立てる時に配線が挟まったりして断線しないようにするためです (^▽^)/





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 メスの刃先に数カ所、欠けを確認しました。マチ針を咬ませたのが原因です。普通マチ針は縫う方向に対して垂直に刺しますが、ロックミシンにマチ針を刺す時は縫う方向に対して平行に刺すなど工夫してみましょう。
 真ん中の画像はメスを削っているところです。下メスは針板に対して平行になるように削ります。上メスは「超硬」の鉄ですのでダイアモンド入りのグラインダーを使用しましょう ('0')/

mo-766_17.jpgmo-766_18.jpg
 試縫いをして完成です。生地の左側が3本糸ロックで右側が4本糸ロックです。自動糸調子のロックミシンは楽でいいですね。縫い目もとてもきれいです。JUKIさんのこだわりが感じれるミシンでした。しっかり整備させてもらいましたので永く使ってもらいたいですね (^○^)
 では、また (^◇^)/ 




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  1. 2011/09/21(水) 10:42:44|
  2. JUKIロックミシン
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